「セルフジェルを始めて1か月、筆先がバサバサに広がってきた…」
サロンのお客様からも、この相談は本当に多いです。ジェルネイルの筆は消耗品ですが、片づけ方しだいで持ちが大きく変わります。使いっぱなしにすると、1か月でラインが引けなくなることも。
この記事では、筆が傷む原因、初心者が最初に用意する筆の選び方、使い終わりのお手入れ3ステップをまとめました。持ち帰ってほしいのは「使うたびにクリーナーで根元まで拭き、光の当たらない場所にしまう」の一点だけです。
ジェルネイル筆が広がる・固まる3つの原因
原因1|毛の根元にジェルが残っている
いちばん多いのがこれです。毛先だけを見て片づけると、金具に近い根元にジェルが残ります。そこで固まった毛は扇のように開き、細いラインが引けなくなります。ジェルを筆に取りすぎないことが、最初の予防になりますよ。
原因2|部屋の光で少しずつ硬化している
ジェルはLEDライトだけでなく、日光や蛍光灯の光でも少しずつ固まります。窓際の机に筆を出したまま休憩し、戻ってきたら毛先が硬くなっていた…なんてことも。
原因3|アセトンに浸け置きしている
ジェルオフに使うアセトン(リムーバーの主成分)は、毛と金具を留めている接着部分を傷めます。浸け置きは抜け毛につながるので避けてくださいね。
初心者が最初にそろえる筆は1本で足りる
アートまで手を広げる前は、カラー用のジェルブラシ1本で十分です。
- ジェルブラシ(スクエアかオーバルの平筆)…カラーを面で塗る用。ふだんはほぼこの1本で進みます
- フレンチ筆・アート筆…フレンチは初心者には難易度が高いので、最初は不要です。フレンチやラインに挑戦したくなってから足せば十分
筆を選ぶときに見る4つのポイント
- 毛の硬さ…初心者はコシのあるナイロン毛が扱いやすいです。柔らかい動物毛は力加減が難しめ
- 毛先の幅…6〜8mmが目安。自分の親指の爪より広いと、キワにはみ出しやすくなります
- 毛先の形…丸いオーバル型はムラが出にくく、角のあるスクエア型はラインを引きやすい
- キャップの有無…光を遮れるキャップが付いていると、保管の失敗が減ります
筆先の形はスクエアかオーバルがおすすめです。初心者ならオーバルのほうが塗りやすいかもしれません。最後は好みで選んで大丈夫ですよ。
私が使っているのはモアクチュールのジェルブラシです。ネイリストに大人気の筆で、サロンでもよく見かけます。
ジェルネイルキットには筆が付属することも多いです。何が入っていて何を買い足すかはジェルネイルキットの比較記事で解説しています。
使い終わりにやるお手入れ3ステップ
作業が終わったら、ジェルが固まる前に片づけます。かかる時間は1分ほど。
- キッチンペーパーで押さえて拭き取る…根元から毛先へ、一方向に。往復させると根元にジェルを押し込んでしまいます
- アルミホイルに出したクリーナーに筆をなじませる…ジェルクリーナー(未硬化ジェルのベタつきを拭き取る溶剤)を少量アルミホイルに出し、筆先を浸して根元までなじませます
- キッチンペーパーで拭き取り、毛先を整えてキャップをする…根元から毛先へ一方向に拭き、毛を一直線にそろえてからキャップ。引き出しなど光の入らない場所へ
クリーナーの種類と使い方は未硬化ジェルの拭き取り方の記事にまとめてあります。
固まりかけた筆は元に戻せるのか
完全に硬化した筆は、残念ながら戻りません。見分け方は簡単で、毛先を指でつまんだときに毛がばらけず、かたまりのまま動くなら寿命です。
少しゴワつく程度なら、立て直せることもあります。アルミホイルに出したクリーナーに筆をなじませてから、キッチンペーパーで根元から毛先へ数回しごき、乾かしてから形を整えてみてください。アセトンでの浸け置きは、先ほどの理由でおすすめしません。
買い替えの目安と、筆の置き方
買い替えどきのサインは2つ。引いたラインが二重にぶれること、毛が左右に割れて真ん中がすくこと。この状態でムラと戦っても、うまくいきません。塗り方そのものはジェルネイルの塗り方の記事で確認できます。
保管で守るのは「光を避ける」「毛先に何も触れさせない」の2つだけ。キャップをして平らに寝かせるか、毛先を上にして立てます。毛先を下にして立てると、先端が曲がって元に戻りません。
よくある質問
Q1. 筆は水で洗ってもいいですか?
A. 水ではジェルは落ちません。ジェルは水をはじく性質なので、表面を濡らすだけで終わってしまいます。専用のジェルクリーナーを使ってください。
Q2. マニキュア用の筆と兼用できますか?
A. 兼用はおすすめしません。ジェルはマニキュアより粘度が高く、毛にコシがないと均一に伸ばせないからです。落とすための溶剤も違います。
Q3. 筆は何本くらい持っていればいいですか?
A. カラー用の1本から始めて、濃い色と淡い色を分けたくなったらカラー用をもう1本。フレンチやアートに挑戦したくなったら、そのとき専用の筆を足します。この順で足していけば無駄がありません。色ごとに筆を分けると、途中で洗う回数も減ります。
まとめ
- 筆が広がるいちばんの原因は、毛の根元に残ったジェルが固まること
- 日光や蛍光灯でも硬化するので、出しっぱなしにしない
- アセトンでの浸け置きは抜け毛のもと
- 最初にそろえるのはカラー用のジェルブラシ1本(スクエアかオーバル)
- 使い終わりは「拭く→クリーナー→形を整えてキャップ」の1分
使うたびにクリーナーで根元まで拭き、光の当たらない場所にしまう。今日からこの順番に変えるだけで、筆の持ちは目に見えて変わります。次にジェルを塗るときは、片づけの1分を先に予定へ入れておいてくださいね。


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