「サロンに行く時間はないけれど、指先はきれいにしていたい」そんな方に人気なのが、オールインワンジェルのジェルミーワン(Gel Me 1)です。ベース・カラー・トップが1本にまとまっていて、初心者さんでも扱いやすいのが魅力。
この記事では、現役ネイリストのayaが、ジェルミーワンの特徴と使い方、実際に使ってわかったメリット・デメリットを正直にレビューします。「気になっているけど、買って後悔しないかな?」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ジェルミーワン(Gel Me 1)とは?
ジェルミーワンは、ベースジェル・カラージェル・トップジェルの3役が1本になったオールインワンジェル。通常のジェルネイルは3種類のジェルを順番に塗り重ねますが、ジェルミーワンなら「塗って、硬化する」を2回繰り返すだけで完成します。
- ベース・カラー・トップが1本になったオールインワン処方
- サンディング(爪の表面削り)不要で爪にやさしい
- はがせるタイプのカラーもあり、オフが手軽
- カラーバリエーションが豊富でトレンドカラーも見つかる
通常のジェルネイルとの違い
いちばん大きな違いは工程の数です。通常のジェルネイルは「ベースを塗って硬化 → カラーを2回塗って硬化 → トップを塗って硬化」と最低4回の硬化が必要で、道具も3本以上そろえる必要があります。ジェルミーワンは1本で完結するので、硬化は2回、道具はジェルとライトだけ。そのぶん準備も片付けもかなりラクです。
一方で、持ちの長さは通常のジェルネイルに軍配が上がります。ベースジェルは密着、トップジェルは保護と、それぞれ役割が特化しているぶん強いんですね。役割の違いについてはベースジェルとトップジェルの違いで詳しく書いています。手軽さを取るか、持ちを取るか。ここが選ぶときの分かれ道になります。
ジェルミーワンを始めるのに必要なもの
「1本で完結」といっても、ジェルだけでは仕上がりません。最低限そろえたいものと、あると仕上がりが変わるものを分けて紹介します。
必ず必要なもの
- ジェルミーワン本体/好きなカラーを1本から
- UV/LEDライト/ジェルを固めるために必須。これがないと始まりません
- エタノールまたはジェルクリーナー/塗る前の油分除去と、仕上げの拭き取りに使います
- コットン(ネイルワイプ)/毛羽立ちにくいネイル用が扱いやすいです
ライトはワット数や形状で使い勝手がかなり変わります。安すぎるものは硬化不足の原因になることもあるので、選び方はネイルライトの選び方5つにまとめました。
あると仕上がりが変わるもの
- ネイルファイル/爪の長さと形を整える。オフのときにも使います
- ウッドスティック/甘皮の処理と、はみ出したジェルの修正に
- キューティクルオイル/仕上げの保湿。乾燥は剥がれの原因になります
- アセトン系リムーバーとアルミホイル/オフのときに必要になります
最初からすべてそろえる必要はありません。ジェル・ライト・エタノール・コットンの4つがあれば始められるので、続きそうだと感じてから買い足していくのがおすすめです。
ジェルミーワンの使い方【簡単4ステップ】
①爪の下準備をする
甘皮を軽く押し上げ、爪の表面の油分をエタノールなどで拭き取ります。この下準備を丁寧にするだけで、持ちがぐっと良くなりますよ。
もう少し詳しく書くと、まず爪の長さと形をファイルで整え、ウッドスティックや甘皮プッシャーで甘皮をやさしく押し上げます。爪の根元に薄い膜(ルースキューティクル)が残っているとジェルが密着しないので、ここを取り除いておくのがポイントです。仕上げにエタノールを含ませたコットンで、爪の根元から先端に向かって一方向に拭き取ります。拭いたあとは爪を素手で触らないようにしてくださいね。
②1度目を塗って硬化する
ジェルを爪に薄く塗り、LEDライトで硬化します。厚塗りするとムラや剥がれの原因になるので、「薄く均一に」が鉄則です。
1度目は色が透けていて正解です。ここで発色させようとして厚く塗ると、ムラ・シワ・剥がれのすべての原因になります。塗る順番は「爪の中央 → 左 → 右 → 先端の断面」がおすすめ。最後に爪の断面(エッジ)を筆でなぞっておくと、先端からの剥がれをぐっと防げます。
③2度目を塗って硬化する
発色を良くするため、2度塗りしてもう一度硬化します。これだけでツヤのある仕上がりに。
2度目は1度目より少しだけジェルの量を増やしても大丈夫ですが、それでも「薄く」が基本です。淡い色や白は、ここで3度塗りに切り替えるとムラなく仕上がります。塗り重ねるたびに厚みが増していくので、爪の中央が盛り上がりすぎていないか横から見て確認してみてください。
④未硬化ジェルを拭き取って完成
表面のベタつき(未硬化ジェル)が残る場合はクリーナーで拭き取れば、つるんとしたツヤ爪の完成です。
拭き取りに使うコットンは、毛羽立ちにくいネイル用のワイプがおすすめです。普通のコットンだと繊維がジェルに残ってしまうことがあります。ここまでで片手10分ほど、両手でも30分あれば十分仕上がりますよ。
ジェルミーワンを長持ちさせる5つのコツ
「1週間もたずに剥がれてしまう」という声をよく聞きますが、その多くは塗り方で改善できます。ネイリストとして毎日爪を触っている立場から、効果が大きい順に5つ紹介しますね。
①塗る直前に油分をしっかり取る
これが一番効きます。爪の表面には自分では気づかないほどの油分が常にあり、これが残っているとジェルが密着しません。エタノールを含ませたコットンで、爪の根元から先端まで一方向に拭き取ってください。拭いたあとは爪に触れないこと。指で触るとまた油分がついてしまいます。ハンドクリームを塗った日は、石けんで手を洗ってから拭き取ると確実です。
②爪の先端(エッジ)を必ず塗る
剥がれは9割が先端から始まります。爪の表面を塗り終えたら、筆を寝かせて爪の断面(厚みの部分)にもジェルを一往復させてください。「エッジを取る」と呼ばれる工程で、これがあるだけで持ちが数日変わります。爪先を上から見るのではなく、指を自分のほうに向けて断面を見ながら塗るとやりやすいです。
③一度に厚く塗らない
厚塗りは剥がれ・ムラ・シワのすべての原因になります。ボトルから筆を出したら、口のフチで両面をしっかりしごいて、余分なジェルを落としてから塗り始めてください。「これで足りるかな」と不安になるくらいが適量です。厚みが欲しいときは、回数を増やして重ねるのが正解です。
④硬化時間を守り、指をまっすぐ入れる
硬化不足は見た目にはわかりませんが、内側が固まっていない状態なので、日常生活の力に負けてすぐ浮いてきます。目安の約60秒はきちんと当ててください。あわせて大事なのが指の角度です。ライトの奥まで手を入れ、爪が真上を向くようにまっすぐ置くこと。親指は特に光が当たりにくいので、1本ずつ別に硬化すると確実です。
⑤塗った当日は水仕事とお風呂を控えめに
硬化直後のジェルは、見た目は固まっていても完全には安定していません。塗った直後に長風呂をしたり、熱いお湯で食器を洗ったりすると、爪が水分を含んでわずかに膨らみ、ジェルとの間に隙間ができます。仕上げてから数時間は水に触れる時間を短くする、夜に塗って寝る前は避ける、といった工夫だけでも持ちが変わります。ふだん水仕事が多い方は、ゴム手袋を習慣にするのが一番効果的です。
ジェルミーワンのオフ(落とし方)
ジェルネイルは「塗り方」より「落とし方」で爪が傷みます。ここは丁寧にいきましょう。ジェルミーワンのオフには、はがせるベースを使う方法と、リムーバーで溶かす方法の2つがあります。
はがせるベースを使っている場合
あらかじめ専用の「はがせるベース」を下地に塗っておくと、リムーバーなしでオフできます。甘皮側または爪の横側からジェルをそっと押して浮かせ、空気が入った部分からゆっくりはがしていきます。ポイントは、お風呂上がりなど爪がやわらかくなっているタイミングを避けること。爪がふやけているときにはがすと、表面の層まで一緒に持っていかれやすくなります。
リムーバー(アセトン)でオフする場合
まずネイルファイルでジェルの表面を軽く削り、ツヤがなくなる程度にザラつかせます。これはリムーバーを浸透させるための工程で、爪本体まで削らないよう表面だけにとどめてください。次にアセトン系リムーバーをたっぷり含ませたコットンを爪に乗せ、アルミホイルで指先を包んで約10分置きます。ジェルがふやけて白っぽく浮いてきたら、ウッドスティックでやさしく押し出すように取り除きます。
10分置いても固いままなら、無理にこすらず、もう一度リムーバーを含ませて5分ほど追加してください。アセトンは爪や指先の水分をかなり奪うので、オフのあとはキューティクルオイルとハンドクリームで保湿しておくと安心です。
やってはいけないオフ
一番やってはいけないのが、爪先に引っかけて無理やりベリッと剥がすことです。ジェルは爪の表面としっかり結びついているので、力任せに剥がすと爪の層が一緒にはがれ、白く薄くなってデコボコになります。一度傷むと元に戻るまで数か月かかります。ピンセットで削り取る、爪切りで削ぐといった方法も同じ理由で避けてください。「時間がかかっても溶かして落とす」が鉄則です。
実際に使ってわかったメリット・デメリット
メリット
- 工程が少なく、片手10分ほどで仕上がる
- 1本から買い足せるので、好きな色だけ気軽に試せる
- 筆一体型のボトルタイプで、道具がほぼいらない
- サンディング不要だから自爪が傷みにくい
デメリット・注意点
- 本格的な3ステップジェルに比べると持ちはやや短め(1〜2週間が目安)
- ライトを持っていない場合は別途購入が必要
- 濃いカラーはムラになりやすいので薄塗りを意識する必要あり
「まずは気軽にジェルネイルを体験したい」という初心者さんには、このシンプルさは大きな魅力。逆に「3週間しっかり持たせたい」という方は、ベース・トップが分かれた本格キットのほうが向いています。
ジェルミーワンでよくある失敗と対処法
「うまくいかない」というご相談で多いのは、だいたい次の5つです。どれも原因がはっきりしていて、対処すれば次からきれいに仕上がりますよ。
色がムラになる
原因のほとんどは厚塗りです。一度にたくさん乗せると、筆の跡がそのまま残ったり、ジェルが偏って濃淡ができたりします。1回目は「透けていて当たり前」と考えて、爪の色がうっすら見える程度に薄く塗ってください。2回目でしっかり発色します。それでもムラが気になる色は、3回に分けて重ねると均一になります。
数日で端から剥がれてくる
塗る前の油分除去が足りていない可能性が高いです。ハンドクリームをつけた手や、洗った直後の水分が残った爪に塗ると、密着せずに浮いてきます。もうひとつ多いのが、爪の先端(エッジ)を塗り忘れているケース。先端は水やモノが一番当たる場所なので、ここが塗られていないとそこから剥がれが進みます。
表面のベタつきが取れない
これは「未硬化ジェル」といって、故障でも失敗でもありません。ジェルの表面は空気に触れると固まりきらない性質があるため、硬化後に薄いベタつきが残ります。エタノールやジェルクリーナーを含ませたコットンで、一方向にスッと拭き取れば解決です。往復させると拭き取ったジェルを塗り広げてしまうので、一方向を意識してくださいね。
硬化後に表面がシワシワになる
厚塗りと硬化不足の組み合わせで起こります。表面だけ先に固まり、内側がまだ液体のまま縮むためにシワが寄ります。対策はやはり薄塗りと、硬化時間をきちんと守ること。また、ライトの中で指を傾けていると光が均一に当たらずシワの原因になるので、指はまっすぐ、爪が上を向く角度で入れてください。
甘皮まわりにジェルがはみ出す
皮膚についたまま硬化すると、そこから浮いて剥がれの起点になります。ボトルの口で筆をしっかりしごき、ジェルの量を減らしてから塗るのがコツです。はみ出してしまったら、硬化する前にウッドスティックの先や細い筆で取り除いてください。爪の根元は「皮膚から1mm手前で止める」くらいの意識でちょうどよく仕上がります。
ジェルミーワンはこんな人におすすめ
- ジェルネイルが初めてで、まずは手軽に試したい人
- 週末だけ・イベントのときだけネイルを楽しみたい人
- 道具をたくさん揃えたくない人
- 爪への負担をなるべく減らしたい人
単色に飽きてきたら、同じジェルでグラデーションもできます。やり方はグラデーションネイルはポンポンするだけで解説しています。
ジェルミーワンを試してみたい方へ
使い方の手順は、この1本があればそのまま試せます。ベース・カラー・トップが1本にまとまっているので、道具をそろえる手間がないのがいちばんの魅力ですね。色数が多いので、まずは肌なじみのよいベージュ系やくすみピンクから始めると失敗しにくいですよ。なお、硬化用のライトは別途必要になります。
ジェルミーワンのよくある質問
ライトがなくても固まりますか?
固まりません。ジェルミーワンはUV/LEDライトの光で硬化するタイプなので、ライトは必須です。窓際で太陽光に当てると表面だけうっすら固まることはありますが、内部までは硬化しません。生乾きのまま使うと、数時間でぐにゃりとよれたり、未硬化のジェルが皮膚に触れてかぶれの原因になったりします。ライトは必ず用意してください。どれを選べばいいか迷う方はネイルライトの選び方を参考にしてみてくださいね。
硬化時間はどれくらいですか?
1回あたり約60秒が目安です。ただしライトのワット数によって前後するので、お使いのライトの説明書もあわせて確認してください。短すぎると内部が固まりきらずシワや剥がれの原因になり、逆に長く当てすぎると「硬化熱」でジェルが熱く感じることがあります。ズキッとした熱さが気になる方はジェルネイルの硬化が熱い原因と対処法で詳しく解説しています。
マニキュアの上から塗れますか?
おすすめしません。マニキュアの上にジェルを重ねてもうまく密着せず、数日でマニキュアごとペロッと剥がれてしまいます。下に塗ったマニキュアがジェルの溶剤で溶けて、色がにじむこともあります。マニキュアはリムーバーでしっかり落とし、爪の表面をきれいにしてから塗ってください。
何回塗ればきれいに発色しますか?
基本は2度塗りです。淡いピンクやくすみ系、白などの発色しにくい色は、3度塗りにするとムラが目立ちにくくなります。大切なのは「1回ぶんを薄くする」こと。回数を減らそうとして厚塗りすると、かえってムラになり、硬化不足で剥がれやすくなります。急がば回れで、薄く重ねたほうが結果的にきれいです。
爪が薄い・弱いのですが使えますか?
使えます。ただし気をつけたいのは、塗るときよりもオフのときです。爪が薄い方が無理に引き剥がすと、爪の表面の層が一緒に持っていかれて、さらに薄くなってしまいます。はがせるベースを使うか、リムーバーでゆっくり溶かしてオフするようにしてください。また、常につけっぱなしにせず、月に数日は何も塗らない期間をつくると爪が休まります。
どれくらい持ちますか?
1〜2週間が目安です。サロンでの本格的なジェルが3〜4週間持つのに比べると短めですが、これはオールインワンジェルの性質上、仕方のない部分です。ただし下準備と塗り方次第で持ちは大きく変わります。「すぐ剥がれる」と感じている方は、この記事の「長持ちさせる5つのコツ」を試してみてください。
まとめ|1本で完結する手軽さは初心者の強い味方
ジェルミーワンは、「塗って硬化するだけ」のシンプルな工程で、初心者さんでも失敗しにくいオールインワンジェルです。持ちの長さよりも手軽さを重視したい方には、自信を持っておすすめできます。
本格的なキットと迷っている方は、【初心者向け】ジェルネイルキットの選び方とおすすめ比較もあわせてチェックしてみてくださいね。セルフネイル自体が初めての方はセルフネイルの始め方ガイドもどうぞ。


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